
免疫力の落ちた方を預かっている病院や施設では、1年を通して雑菌対策、手のアルコール消毒が欠かせませんよね。同じく食品の現場でも、食中毒対策として頻繁な手洗いやアルコール消毒を多用されていることでしょう。
除菌・殺菌対策としてはまず手洗いです。湿った夏であれば1平方センチに数百万を越える細菌が存在していますが、手洗いでどの程度の細菌が減るかご存知ですか?
(答え)1分で半分、3分で8~9割は減らせます。
しかし、ある調査によると
こうして綺麗にした手に滅菌手袋をはめて2時間も仕事をしていると、菌の数は元の状態に戻ってしまったそうです。
と言う事は、数時間毎に手洗いを繰り返す必要がある?!
手荒い自体は除菌目的として正しい行為です。しかし、石鹸等で手洗いを繰り返される手肌はたまったもんじゃありません。アルコール等の有機溶媒をはじめ、石鹸・洗剤の界面活性剤は、皮膚のバリア層、角質層細胞間の脂質を変化させる作用を持つため、皮膚炎、つまり手荒れが起こりやすくなるのです。
角質層が傷つき皮膚炎が起こると、皮膚上のバリア機能が低下し、皮膚上の細菌が増えてしまうという矛盾した現象も起こりえます。そしてまた手洗いを繰り返す・・・。 手肌だけが一方的に痛めつけられる結果になるのです。
この悪循環から抜け出すために、手洗い前、消毒前に防水ハンドクリームを塗り、角質層の保護をしてもらいたいです。防水ハンドクリームは手洗いや消毒を行っても成分が全部取れず、角質層内部をガードします。
その上、このクリームには殺菌成分も入っていますから、皮膚上に雑菌が付着する事を防ぐ役目も果たします。

手荒れ予防として重宝するゴム手袋。
ゴム手袋を着用すれば、皮膚への直接的な刺激が避けられるため、手荒れには大変有効です。
しかし、役立つはずのゴム手袋が、逆に手荒れを起こしてしまう事もあるのです。
(1)その手荒れを起こす原因、その一つは細菌によるもの。
もともと私達の皮膚にはいつも細菌が付着しています。その数は暑くてジメジメした夏には増え、乾燥して寒い冬には少なくなります。
季節に関わらず、もし、一晩でも絆創膏で皮膚を密封しておくと、菌数は1000倍にも1万倍にも増えるのです。つまり、雑菌はジメジメしたところが大好きだと言う事です。
同じ事がゴム手袋でも言えないでしょうか?
密閉されたゴム手袋の中は、汗によりジメジメしていませんか? こんな手袋は菌でいっぱい。突然、皮膚のあちらこちらが赤くなり、痒みが襲ってくることもあります。
まめに熱湯消毒などをして、衛生を保って下さい。
特に、手肌に傷などのトラブルのある方は、特にご注意下さいね。
(2)そして、もう一つはゴムに対するアレルギーによるもの。
弊社の防水ハンドクリーム(ミラクルグローブ)も、もともとゴム(ラテックス)手袋アレルギー対策として開発されたものです。
このゴム(ラテックス)アレルギー反応を起こす方の割合は、少なくないようです。もし、ゴム手袋を清潔に保っているにも関わらず、手荒れを起こすようであれば、一度アレルギーを疑い、病院での検査や対処法を検討してみて下さい。

アルコールの飲み過ぎは皮膚に影響を与える様ですよ。
もっともアルコールが直接、と言うわけではなく、アルコールの飲み過ぎで肝臓を壊し、肝臓で分解・代謝がうまくいかなくなった結果です。
例えば、肝硬変の症状として、手の平が一面真っ赤になる手掌紅班(しゅしょうこうはん)が出たりします。これは女性ホルモン、エストロゲンの分解がうまくいかなくなって起こる変化と言われています。
また、ポリフェリンという物質の代謝がうまくいかないと、日光に当たった皮膚に数ミリの小さい水疱ができやすく、皮膚がごわごわと厚く、毛深くなってきます。
皮膚を若く保つには、色々な刺激を与えない事が大切です。
それは紫外線や洗剤などの直接的な体外刺激だけでなく、体内への間接的な刺激も控えたほうが良さそうです。

冬場の乾燥より皮膚に害を及ぼすもの、そう、それは”紫外線”です。
紫外線は放射線の一種。細胞に治らない傷を残します。
殺菌灯にも使われるように、微生物をも殺す作用も持つエネルギーの強い光です。
皮膚の角質層は、紫外線を遮る働きを持っていますが、それだけでは十分ではなく、紫外線は角質層を通り抜け皮膚内部の生きた細胞にまで入ってきます。
手荒れを興している皮膚は、角質層での紫外線遮断効果が低くなっていますので、健康な皮膚以上に注意が必要です。刺激に敏感になっている肌が、すぐに炎症等を起こす可能性もあります。日焼け止めクリームを塗るのが難しければ、手袋の着用をお勧めします。